開幕ローテ候補のドラフト３位・桐敷拓馬投手（２２）＝新潟医療福祉大＝が、甲子園初登板となる６日・楽天戦で“プロ初先発”に挑む。

　当初は同戦の２番手以降で登板予定だったが、先発予定だったガンケルが腰の張りで２月２７日・ヤクルト戦（浦添）に続いて登板を回避。矢野監督は「桐敷、明日（６日）いこうかな」と話し、先発として絶好のアピール機会が舞い込んだ。

　さらに、この日先発した藤浪が４回７安打５失点と乱調で開幕ローテ当確とはならず。左腕にとっては“第６の男”を一気にたぐり寄せるビッグチャンスが巡ってきた。

　前回の２月２６日・中日戦（北谷）では２回１失点。今回は最大４回を予定しており、「（打順が）１巡回るので、１巡目と２巡目に入る時であったり。ランナーが出ても粘り強く投げることであったり」を注意点に挙げた。

　この日は、キャッチボールなどで調整。中継ぎとの両にらみだが、「先発を任されたから、ただやるんじゃなくて、その中で自分のペースで考えて。吸収できることは吸収して、『これは中継ぎで生かせるな』とか考えながらやっていきたい」と意欲的。持てる力を発揮し、最高の本拠地デビューを飾ってみせる。