「阪神紅白戦、白組５－２紅組」（２４日、宜野座村野球場）

　２０２２年もお決まりのポーズがさく裂した。阪神のジェフリー・マルテ内野手（３０）が２４日、紅白戦に紅組の「３番・一塁」で出場し、豪快な“今季１号”を披露。お気に入りのドレッドヘアをなびかせてダイヤモンドを１周すると、ホームベース付近でスタンドのファンにラパンパラを届けた。

　「しっかり振り抜けたし、いいタイミングで打てたので、それが結果につながってよかったと思うよ」

　豪弾が飛び出したのは七回だ。先頭で打席に立つと、湯浅の初球、１４６キロ直球を完璧に捉えた。打球は瞬く間に左翼席へ。手応え十分の、納得の一発で順調な調整ぶりを示した。矢野監督は「内容がいいのが多い。投手が代わった初球を一発で仕留めている」と高く評価した。

　明るい性格のムードメーカーは、今年で来日４年目。チームの勝利に貢献するため、この日も早出特守に参加するなどキャンプでは精力的に体を動かしている。「毎日ルーティンも欠かさず、朝（の特守）も含めてだけど、やれているので、ケガなくできることが一番なので続けたい」と、充実した日々に表情も緩む。

　キャンプも残り４日。悲願のリーグ優勝へ。助っ人が万全の状態に仕上げていく。