「阪神春季キャンプ」（７日、宜野座）

　阪神・糸井嘉男外野手（４０）が７日、宜野座キャンプで「コアチューニング」の臨時講師を務める伊達弘泰氏（５６）から、ダントツのポテンシャルがあるとお墨付きをもらった。

　「僧帽筋のところが人間じゃない。僕の経験の中でＮｏ．１。普通の人より盛り上がっているので別人種です」

　僧帽筋は肩甲骨まわりの広背筋の部分を指す。そして、腹圧に関しては矢野監督が一番優れていたそうだが「糸井選手も腹圧が柔らかいからこそ、あの年齢でもあのような動きができると思います」と見解を示している。

　コアチューニングとは、選手の持つ保有能力を発揮能力へ変えるために体のバランスを整えること。オフから知識を得ていた糸井だが、腹式呼吸などを行い「内蔵がこうね、体が緩んでいくというのが分かりやすかった」と内蔵の活性化を実感した。

　８日は新庄ビッグボス率いる日本ハム戦（宜野座）に「５番・指名打者」で出場予定。「楽しみです」と笑顔を見せつつ「レギュラーじゃないから」と２度連呼するほど定位置奪取に貪欲だ。

　昨年、番組の対談でエールをもらった新庄ビッグボスの前で「超人健在」を印象付けたい。５日の紅白戦では安打を記録した中、若手に負けじとアピールし、外野の一角を本気で狙いにいく。