阪神・中野 盗塁王はまだまだ速くなる 元アジア記録保持者の秋本氏驚嘆「センス相当」

 秋本真吾氏(右)に引っ張られながら走る中野(撮影・山口登)
 ミニハードルを飛び越えダッシュする中野(撮影・山口登)
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 阪神・中野拓夢内野手(25)が18日、鳴尾浜球場で陸上トレーニングコーチ・秋本真吾氏(39)の特別講義を受け、“エコ走法”の習得を誓った。

 男子200メートル障害の元アジア最高記録保持者で、16年から阪神を特別指導する同氏は、昨季盗塁王のポテンシャルに驚嘆。前日の座学に続き、この日は実技指導に入った中で「センスが相当ありましたね。今まで見てきた選手の中でもトップクラス」と評価し、「まだまだ速くなる」と期待を寄せた。

 目標の2年連続盗塁王&50盗塁へ、改善点はある。1点は、スタート直後に足を後ろに蹴っていること。もう1点は、速く走りたいあまり加速時にオーバーストライドとなり、かかと着地になっていることだ。いずれも速度低下やケガのリスクにつながるという。

 この日は等間隔に置かれたミニハードルの間を走るなど、足を上げて「(着地の足を)体の真下に置くような」正しいフォームを伝授された。中野は「とても良い感覚。盗塁や走塁などに自分で生かしていけたら」とケガをしにくく、無駄のない走りを身につける。

 現在は秋季練習中に負った下肢コンディショニング不良の完治を目指しており、春季キャンプの1、2軍は未定だ。ただ、「10割に近いスピードで走れている」と上々の回復ぶりをアピール。レベルアップした快足で、今季も突っ走る。

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