阪神・中野“3冠”宣言 目指すは2年連続盗塁王、首位打者、最多安打 近本にも「負けない」
「NPBアワーズ2021」(15日、都内)
阪神の中野拓夢内野手(25)が、セ・リーグの新人特別賞を受賞し、NPBアワーズで表彰を受けた。来季は2年連続の盗塁王、そして首位打者、最多安打の“3冠”を目指す。
今季のプロ野球界を席巻した新人選手。その一人として、佐藤輝、伊藤将らと登壇した。小さな体で壇上の中央に立つと「2年連続で(盗塁王を)取ることも大事ですし、他のタイトルも取れるように、来年も頑張っていきたいと思います」と来季に視線を向けた。
そこで、ライバルに挙げたのは近本だ。盗塁王を争った選手会長から「取り返す気持ちでやっていく」と宣戦布告を受けたという。「その気持ちに負けないように」と中野の目標は50盗塁だ。
さらに、打撃でも近本には負けていられない。「自分みたいなタイプの選手は首位打者だったり、近本さんが取った最多安打だったり、ヒットを多く積み重ねることが大事かなと思う。そこを目指したい」。勝負の2年目へ、大きな野望を抱いた。
「正直、取りたいなという気持ちはあった」と新人王は逃した。それでも、新人特別賞も同等の価値がある。来季は盗塁王だけでなく、“3冠”を獲得し、NPBアワーズに帰ってくる。