阪神の坂本誠志郎捕手（２８）が３日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、５００万増の２２００万円でサインした（金額は推定）。

　今季は自己最多４５試合に出場。１本塁打、６打点、打率・１８５だったものの、シーズン最終盤は１１試合連続で先発マスクをかぶるなど存在感を見せた。

　ただ、「正直、周りにいたみんなの力で最後ああいうふうに優勝争いするところまで残れたという感覚なので、あまり手応えとしてはないです」ときっぱり。「僕が実際、スタメンで出たのは後半の何試合だけで、１４０何試合出ると、また色んな課題が見えてくると思いますし。どうなるんだろうと不安でもありながら、期待というか、すごいやってみたいという思いも出てきた」と収穫と課題を口にした。

　さらにこの日、国内ＦＡ権を取得していた梅野が残留を表明。来季も正捕手の座を争うことになることについて「梅野さんを超えないと、試合に数多くは出られないと思いますし、本当に技術的にも僕が見習わないといけないことがたくさんあると思っているので。さっきお会いしてまた来年もお願いしますという話をしてきたので。個人としては超えないといけない、チームとしては一緒にまた優勝というところに向かってやっていけたらいいなと思っています」と決意を語った。