阪神・西勇 来季こそ優勝導く 移籍後最少6勝、V争い中に離脱「結果出すしかない」

 来季こそ大黒柱としてチームを支える。阪神・西勇輝投手(31)が30日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸2億円プラス出来高払いでサインした。4年契約の最終年となる来季。矢野監督を胴上げすることを誓い、優勝への熱い思いを吐露した。(金額は推定)

 表情を緩めることはなかった。納得のいかないまま終わった今シーズン。もう同じ思いはしない。西勇は前だけを真っすぐ見つめていた。視線の先にあるのは優勝。チームの大黒柱となるために自らを奮い立たせた。

 「1年目と同じ気持ちですし、結果を出すしかないと思っています。矢野監督を胴上げすることができなかったので、その一員に加わってしっかり優勝に導けるように一試合一試合投げていきたい」

 悔しかった。今季は24試合で移籍後最少勝利の6勝9敗、防御率3・76。通算100勝は達成したものの、大台に王手をかけてから自身6連敗と苦戦した。シーズン中には、ぜんそくや寝違え、ぎっくり腰など故障に悩まされ、10月13日の巨人戦では右肘に異変を訴え、二回途中で緊急降板。チームが優勝争いをする中、貢献することができなかった。

 また球団とはチームのことを中心に1時間以上話し合ったという。詳細は不明だが、嶌村球団本部長は「来年は優勝するために君が軸になってと。本人もそのつもり」と期待を寄せた。

 来季はエースとしてローテを守り、リーグ優勝、日本一に貢献したい。「一試合一試合結果が出るように、気持ちを込めて投げていきたい」と西勇。チームのためにも、目の前の相手に真っ向勝負を挑む。

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