阪神・矢野監督 大山復調プラン披露 まずは対話「アイツがどうしていきたいか」

 平田2軍監督(右)と話をする矢野監督(撮影・田中太一)
 打撃練習をする大山
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 「阪神秋季練習」(11日、甲子園球場)

 阪神・矢野燿大監督(52)が11日、大山復調プランを披露した。24日までの秋季練習で重視するのは対話。大山の考えを聞き、助言を送っていく考えだ。

 「去年に比べたら今年苦しんだわけで。春に向けて、アイツがどうしていきたいかというのも聞いてみたいと思う。第三者的というのかな。俺が悠輔(大山)という打者をどう抑えていくのかというのも伝えていく」

 今季は大山を4番・主将として、チームの軸に据えた。背中の張りなどを抱えながら奮闘したが、シーズン最終盤はスタメン落ちも経験。終わってみれば打率・260、21本塁打、71打点で、キャリアハイをマークした昨季から一転、成績を落としてしまった。

 「シーズン中もいろいろ試しているんだけど、なかなか思い切ってはできない」と矢野監督。秋は新たな打法にも挑む絶好の機会。方向性を定め、大山の背中を押していく。

 この日、大山は午後からの個別練習でも休む暇なくバットを振り込んだ。その視線は早くも来季を見据えている。「あっという間に来年は始まってしまうと思うので。時間は少ないですしやることはたくさんある。一日一日、一球一球、無駄にしないように何が必要か考えてやりたい」。実り多き秋とし、来春につなげる。

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