「練習試合、阪神７－５大和高田クラブ」（４日、甲子園球場）

　阪神の矢野監督は、この日、先発復帰し、２安打を放った近本の打順や、一発を放ったサンズの起用法について、明言を避けた。

　右ハムストリングを負傷していた近本は「１番・中堅」で先発出場。４打数２安打とバットで結果を残すと、守備でもスライディングキャッチの好捕があった。

　矢野監督は「一通りできたしね。スライディングキャッチみたいなのもあったしね。守備も結構際どいのもあったし、ゴロで走るのも、こっちが見ている方が怖いなという感じはしてしまう。でも、本人はそれなりにやりきれたんでね。明日は軽めにしながら、十分に１戦目のスタメンには使える準備はできたかなと思っています」と、６日から始まるＣＳファーストＳでもスタメン起用する考えを明かした。

　ただ、打順については「きょうの時点で話すことは別にないしね。それは考えます」。近本を１番、もしくは３番で起用するのか、また大山を５番で起用するかは明かさなかった。

　さらに、サンズがソロを放った。し烈な外国人枠争いは続いている。マルテは１打数無安打１死球。ロハスは２打数無安打だった。指揮官は外国人起用についても「それも、総合的に考えて決めます」と、明言を避けた。