阪神・矢野監督 無失点リリーフ陣称賛「何とかしようという粘りを見せてくれている」

7回、好リリーフを見せ笑顔でベンチへ戻る馬場(撮影・飯室逸平)
8回、力投する岩崎(撮影・飯室逸平)
9回、無失点に抑えた阪神 ロベルト・スアレスはナインとタッチを交わす=マツダスタジアム(撮影・田中太一)
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 「広島1-1阪神」(23日、マツダスタジアム)

 阪神は投手戦の末、広島と引き分けた。

 先発の秋山は、5回3安打1失点の好投。打線は好投の広島先発・森下からワンチャンスを生かして同点とした。七回2死無走者からロハスが四球を選び出塁。佐藤輝が左前にポトリと落ちる安打で一、三塁とし、坂本が右前に執念の同点適時打を放った。

 得点の欲しい阪神は六回にまだ65球の秋山に代打を送り継投策に移行。六回はアルカンタラ、七回は馬場、八回は岩崎が無走者に抑える力投。最終回はスアレスが締めくくった。

 矢野監督は早めの継投策について「もうあと残り少ないから。うちは負けてはダメなので。引き分けでもつなげられるということがあったから1点負けてるけど、いかんとしゃあない。だからアキ(秋山)には申し訳ないけど、逆に言うたらよく粘ってくれていたけど、替えるしかないかなと」と意図を明かした。

 無走者に抑えた中継ぎ陣には「今、打線も決していいとは言えないし、チカ(近本)のけがもあるし、そのなかで何とかしようという粘りというのはみんな見せてくれているし、まあ、それが何とか引き分けにつなげてくれた」と振り返った。

 打線は大山、近本を欠く中など苦しい台所の中、望みをつなぐ引き分けとなった。「一番最後のところでけがもあるし、調子のよくない選手がいるとかあるけど、そんなん関係なくね、目の前の試合をどう戦っていくかというのを考えていくしかない」。残り2戦。必勝態勢で臨む。

 デーゲームで行われたヤクルトは巨人に大敗。優勝へのマジックは「3」で変わらず。ヤクルトとのゲーム差は「0」。この結果、阪神、ヤクルトともに最短Vが26日となった。

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