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矢野阪神ピンチ 投打の柱・遥人と近本が負傷交代 首位0・5差接近勝利もCS暗雲

 1回、二ゴロに倒れ一塁へ走る近本。この後守備に就かず交代する(撮影・田中太一)
 9回、一度はマウンドに上がるも、ベンチに戻る高橋(撮影・山口登)
 高橋(右)から声をかけられる小川(撮影・飯室逸平)
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 「阪神6-1中日」(21日、甲子園球場)

 投打の柱に緊急事態発生だ。完封目前の阪神・高橋遥人投手(25)が、九回が始まる前のマウンドで左肘に違和感を覚えたとみられ、緊急降板。また、近本光司外野手(26)は初回の攻撃で一塁に駆け込む際に右ハムストリングスに強い張りを訴えて途中交代した。首位・ヤクルトとのゲーム差を0・5差に詰めたが、逆転優勝、CS、日本シリーズに向けて暗雲が立ち込めた。

 快勝後の勝者の列に、先制点をたたき出した男の姿はなかった。ヒーローインタビューにも、投打で躍動した殊勲者が現れることはなかった。

 自らの適時打で6点目をたたき出した高橋。準完全試合となる1安打、打者27人での完封を期待するムードが高まる中、九回のマウンドに上がる。

 だが、その偉業への期待は突然霧散する。2球の投球練習を終えた直後だった。マウンド付近で突っ立つ高橋の異変に気付いた福原投手コーチが慌てて駆け寄る。そのままベンチへ引き揚げると、直後に投手交代が告げられた。

 高橋はベンチで試合終了を見守った。「行けなくはなかったけど、ちょっと違和感あるんで。無理させないでおこうかなと」と矢野監督は明かしたが、「違和感」の箇所は左肘とみられる。

 高橋は上肢のコンディション不良で、今季初登板が9月にまでずれ込んだ経緯がある。大事を取っての交代かという問いには「今すぐどうとは言えないけど。それは今後を見て」と話すにとどめた。

 初回は近本にアクシデントが起こった。無死一、三塁から近本の二ゴロ間に先制。だが打った近本はスピードを緩めながら一塁を駆け抜け、その後は足をかばうようにしてベンチへ。矢野監督は「これ以上悪くなるということは避けたかったんで代えた」と話し、二回の守備に就くことはなかった。

 球団広報は「右ハムストリングスの強い張りを感じたため、大事を取って交代し、西宮市内の病院を受診しております」と発表。指揮官は「なかなか外せない選手なんで、軽症を祈るけど…。出られないってなるんであれば、それは残っているメンバーでしっかりやっていくしかない」と表情を曇らせた。

 ヤクルトが敗れてゲーム差を「0・5」に詰め、マジックは「3」のまま。奇跡を信じて残り3試合を戦う阪神だが、投打の柱である二人の離脱は、逆転優勝、ポストシーズンをにらんでも避けたいところ。今はただ、大事に至らないことを祈るしかない。

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