阪神・平田2軍監督 2戦で37得点に「西都は方角がいいかもしれんな(笑)」
「フェニックス・リーグ、阪神10-7ヤクルト」(21日、西都原運動公園野球場)
阪神は10-7と打ち勝った。熊谷、陽川、片山、藤田に本塁打が飛び出すなど、打線が爆発。ヤクルトとは前回対戦した16日も5本塁打を含む、27点を取って大勝していた。
投手陣は西純が5回5失点。2番手・石井大は3回を1安打無失点で5奪三振の投球を見せた。
平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-西純は雨の中ではあったが、制球が乱れた。
「いやいや、雨の中も何もなくて。クイックになると、制球を乱す。フォアボール2つやったから。ランナー二塁、三塁とかで、大きく足上げて投げてたから。もうこのフェニックスの課題として、クイックでも制球力をつけるってことだったんで。全部、こっちから指示をして、『クイックで投げろ』って言って。今は、打たれてええねん、別に。5点取られたから、どうのじゃなくて。そういうところを修正させてるんで。ブルペンだけ良くても、実戦でやらないとね。そういうところを今、勉強中なんで。内容的に悪かったとか、そう思ってないねん」
-球の精度はどう感じたか。
「まあ、もうちょっとストレートの質とかを上げていくというところで。ただ、クイックだからってやめるんじゃなくて、クイックの練習でストライクを取れる精度を上げるっていうのが課題なので。そこから、逃げないようにこっちから強制させてるだけなんで。打たれてええねん。まず、自分の力のなさをわかってくれればいい」
-石井大は3回を無失点に抑えた。
「石井も(西純と同じ)。もっともっと、スライダーとカーブ。このフェニックスで取り組むのは変化球の精度なんで。やっぱり、真っ直ぐの質は良くなってきてる。ストレートの質が良くなってるけど、やっぱりゲームになると、どうしても抑えたいという気持ちが強すぎるんで。安藤コーチにも、『フォアボール出してもいいから、変化球にトライせえ』って言ってんだけど」
-小川も長いイニングを投げて、投球の幅が広がった。
「長いイニングを投げることによって、変化球とか球種を増やすということが、彼のこのフェニックスの目標なんでね」
-打線は4本塁打。
「藤田にしても、バットをちょっと短く持って、自分がどうやってバッティングを生かすか。タイムリーも含めて、短く持ったって、いいポイントで打てば飛ぶってことをわかってくれりゃ、いいんだけど。陽川とか…、熊谷も一発ね。片山にしても。そういうところで、西都はあれがいいのかな。方角がいいかもしれんな(笑)。まあ、みんな課題に取り組んでくれてるんでね。そういうとこだけはしっかりと、持続させながらやっていくよ」
-途中出場の遠藤、高寺も結果を出した。
「遠藤なんか、シーズンでも打席数多いんで。今日も3打席回ってきたし。高寺も足の状態を見ながら、いってるとこなんで。でも、きっちりヒットやん。きっちりヒット、高寺(笑)。望夢は故障した後のバッティングがよくなってるもん。打球も飛ぶし。故障中にもしっかり、バットの出をチャンスだぞって言って、やってたのが、成果がちょっとずつ出てくればいいけどね」
-サンズは天候を考慮して、2打席で交代。
「そうそう、寒いし」