阪神・矢野監督 伊藤将を絶賛「本当に助かっています」お尻への打球は「大丈夫」

 矢野監督(右)は好投した伊藤将を祝福する(撮影・山口登)
 6回、大山(手前)が空振り三振に倒れ、ベンチでぶぜんとした表情を見せる矢野監督(右端)=撮影・立川洋一郎
 4回、宇草の一塁ゴロでベースカバーに入る伊藤将。マルテの送球を素手で捕りアウトにする(撮影・田中太一)
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 「阪神2-1広島」(18日、甲子園球場)

 接戦をものにして、ヤクルトのマジック減少を阻止した阪神・矢野燿大監督は先発で7回無失点と好投した伊藤将司投手をたたえ、打球が直撃した場面も、当たった箇所が肉のついている臀部(でんぶ)だったことから不安視はしなかった。

 球団新人左腕では1967年に12勝を挙げた江夏以来となる9勝目を挙げた。54年ぶりの快記録に「2桁も見えるところに来たんでね。残り少ないですけど、しっかり頑張ってもらえたらなと思います」と、“あと1勝”を期待した。

 中でも七回に無死一塁で鈴木誠を遊撃への併殺打に打ち取った場面には「そうですね、あそこも将司らしく低めに丁寧に投げてね、狙い通りというかね、そういうピッチングができたので。本当にルーキーですけど、経験豊富なピッチャーなんで。本当に助かっています」と賛辞を並べた。

 一塁へのベースカバー時に乱れたトスを素手でキャッチしてアウトにするなど、フィールディングも含めた総合力の高さが光っている。「不器用ではないよね。バッティングも悪いわけじゃないし。トータルでいろんなことをやろうとしている、できる選手。そうじゃないとね。体も別に大きいわけじゃないからね。今までもそういうところを大事にしてきたんじゃないかなと」と思いやった。

 打球が臀部(でんぶ)に直撃したことが気になるが、監督は「それは大丈夫。お尻の肉のある部分だから」としており、心配はいらなさそうだ。

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