【藤田平氏の眼】阪神 逆転Vのカギは「後半の部」テルだ

 「DeNA2-5阪神」(5日、横浜スタジアム)

 気持ちの部分で楽になるのではないか。初回に60打席ぶりとなるタイムリーを放った阪神・佐藤輝の打撃内容は本来のものではない。しかし、優勝争いも佳境に入っている中、どのように臨んでいけるか。やはりファンが望むのは佐藤輝だ。

 打撃に関しては、まだ体全体がうまく稼働していない。具体的には上半身と下半身のバランスがかみ合っていない。やはり本塁打などの長打がほしい。一本さえ出れば、それをきっかけにバランスの取れたフォームを体が思い出して一気に改善する可能性がある。

 打線全体を見ると『後半の部』がカギだ。この日の9安打のうち、1番・近本から4番・大山までで7安打。つまり、5番以降は佐藤輝の適時打を含めた2安打だった。

 最近数試合も、4番までの『前半の部』で得点するケースが目立つ。これからは展開によって勝負も避けられるだろう。1試合も軽んじられない今後の戦いは、7番辺りを任される佐藤輝が重要になる。

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