阪神・矢野監督「負けると引き分けるんじゃ全然違う」痛恨ドローも前を向く

 9回、辛うじて引き分けに持ち込み、疲れた表情でガッツポーズをする矢野監督(撮影・田中太一)
 土壇場で追いつかれ、精彩を欠いたスアレス(撮影・田中太一)
バンテリンドームのファンにあいさつする矢野監督(左から2人目)ら阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
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 「中日3-3阪神」(23日、バンテリンドーム)

 阪神が痛恨のドロー。今季6度目の引き分けとなった。

 矢野監督は追いつかれた直後、1死満塁をしのいだことを前向きに捉え「ギリギリね。何とか踏みとどまってくれたんでこれでも大きいと思うんで。負けると引き分けじゃ全然違うんでね」と語った。

 2点リードの九回、頼みの守護神スアレスが、いきなり3連打で1点差。さらに福留に左越えへ適時二塁打を浴びた。打球はボールが左翼フェンスの扉に挟まり、1死二、三塁で再開となった。

 申告敬遠で高橋周との勝負を避け、1死満塁。木下拓は三ゴロ併殺打に仕留め、サヨナラは防いだ。

 指揮官はスアレスについて「スアちゃんがいなければこの位置にいないんで。完璧ということはなかなかシーズン、誰もいないんで」とフォロー。24日からの巨人戦へ「もう調子どうこう言っている場合ではないのでね。みんなも必死にやってくれているし、そういうところではみんな胸張って精いっぱいやっているっていうのは見えるし」と、力を込めた。

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