阪神・伊藤将 「意識」して快挙8勝狙う 江夏、遠山以来新人左腕3人目
今度こそ偉大な先輩に肩を並べてみせる。23日の中日戦に先発する阪神・伊藤将司投手(25)が20日、8勝到達へ意欲を見せた。
1日の中日戦で7回1失点の好投を見せ、7勝目をゲット。あと1勝を上積みできれば、球団新人左腕では1967年・江夏豊(12勝)、1986年・遠山昭治(8勝)以来、3人目の快挙となる。
「(記録を)意識した中で勝てるように頑張りたいと思います」と意気込むのは無理もない。8、15日のヤクルト戦では、それぞれ5回3失点、6回1失点と、きっちり試合を作りながらも白星をつかむことができていないからだ。
2度目の対戦となる中日打線を「次に次につないでくる印象がある」と話したが、やることに変わりはない。「低めに投げるということに集中して。最少失点で抑えることが大切だと思うので、無駄なランナーをためないように」。コーナーを丁寧に突く持ち前の投球を心掛け、“三度目の正直”で白星をつかむ。