阪神2軍16連勝!ファーム新記録更新 4投手0封リレーで決めた!

 「ウエスタン、中日0-1阪神」(5日、ナゴヤ球場)

 阪神2軍が5日、ウエスタン・中日戦(ナゴヤ)でファーム新記録の16連勝を飾った。三回に1点を先制すると、4投手による零封リレーで守り抜いた。先発の村上頌樹投手(23)が5回無失点でウエスタン単独トップの8勝目を挙げ、浜地真澄投手(23)が同トップの8セーブ目をマーク。若虎の活躍で首位をがっちり守った。

 節目の1勝は、守って、守ってものにした。99年の巨人の持つイースタン記録の15連勝で並んでいたが、1-0の辛勝でファーム新記録となる16連勝を達成。平田2軍監督は「素晴らしい緊張感のあるゲーム。やっぱり守りだな」と選手たちをたたえる。

 盤石の継投だった。先発の村上は5回を4安打無失点の好投。前回8月28日・広島戦(マツダ)でプロ2度目の1軍先発を果たしたが、3回5失点と悔しい結果に。その登板での課題を分析し、「投げ急いでるというか。片足で立ってる時間が少なかったので、そこを長く」とワンテンポ“ため”を作るイメージでフォームを修正。「しっかり力も伝わって、空振りもとれたりしたので良かったです」とうなずいた。

 アルカンタラ、二保と無失点でつなぎ、九回を締めたのは浜地だ。1点も許されない場面でも「いつも通りで投げられました」と3人でピシャリ。リーグ最多の8セーブ目をマークした。「チャンスがあるならもちろん狙いたい」とセーブ王を意識しつつも「やっぱり1軍で投げたいという方が強いので、呼ばれて活躍できる準備はずっとしていきたい」と言葉に力を込める。

 投手の奮闘だけでは成し得なかった零封リレー。再三の好守が、勝利を引き寄せた。六回1死一塁では、根尾の左越え二塁打を、左翼・熊谷が素早く返球。中継プレーに入った遊撃・山本が「おりゃ!」と気迫の送球で、一走・遠藤を本塁憤死に仕留めた。八回無死一、二塁では、根尾の放った落ちれば同点という打球を中堅・江越がスライディングキャッチ。平田2軍監督は、「もう一回(1軍に)戻るんだというところがプレーに出てるわな」と評価した。

 「上で経験している中堅、若い選手たちが隙あらばと頑張っている。それだけの話」と指揮官。すべては1軍で輝くため。周囲が驚く快進撃も、選手たちにとって目標達成への過程にすぎない。

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