阪神・矢野監督 中田の一発警戒 巨人3連戦、一丸野球で首位奪取や!

 雨天のため、阪神対中日戦は中止に
 雨天のため、阪神対中日戦は中止に
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 阪神の矢野燿大監督(52)は2日、後半戦初となる巨人戦への意気込みを語った。今後の優勝戦線を占う上で重要な首位攻防3連戦。新たに中田が加わった打線を警戒しつつも、これまで同様、矢野阪神が掲げる一丸野球で挑む構えだ。

 “神整備”で知られる阪神園芸をもってしても無理だった。試合開始に向けて内野に敷かれたシートをはがす作業をしている最中に、急激な雨が甲子園を襲う。グラウンドは見る見るうちに水浸しとなり、午後4時40分に、後半戦初の中止が決まった。

 ただ吉兆なデータもある。雨天中止の翌日は4戦全勝(1試合延期)。しかも3日は首位から陥落し、今季初めて“追う立場”で迎える巨人戦だ。「もちろん目の前のライバルというか、敵でもあるんで。走攻守において、しっかりした野球をしていく必要がある」。矢野監督は首位攻防となる3連戦へ改めて気持ちを引き締める。

 巨人打線において、前半戦とは変わった点がある。曲折を経て日本ハムから中田が加わったことだ。「(試合の)頭から出るのかは分からないけど。後から出るにしても、そういう選手がベンチにいるというのは、もちろん簡単ではない部分もある。ホームランの警戒が必要な部分はバッテリーとしても出てしまうんで」。指揮官は元捕手の目線からも新戦力を警戒する。

 一方で井上ヘッドコーチの見方は少し違った。「パ・リーグであれだけの実績を残したバッターが加わることは怖い」としながらも、「でも中田が入ったことによって、ちょっといやらしいバッターが出なくなったと逆手に取れば、全てが全てマイナスに考えなくてもいいのかなと」。重信や増田大など、これまで要所で活躍された選手の出場機会が少しでも減るのなら、という考えだ。

 いよいよ迎えるシーズンを占う意味でも重要な3連戦。いつも通り矢野阪神としての戦い方を変えるつもりはない。「うちはそれぞれがそれぞれの役割を果たしていく野球なんで」。チーム一丸、総力戦で首位奪還を目指す。

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