阪神・近本 負の連鎖破った!六回口火、自己最長タイ6戦連続マルチ

 6回、右前打を放つ近本
 1回、中野の二ゴロで二塁へ進む近本
 1回、中前へ安打を放つ近本
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 「阪神2-1中日」(1日、甲子園球場)

 もうどうにも止まらない。またしても阪神・近本のバットが快音を奏でた。『阪神の得点はあなた次第なの、あゝ近本さん、あゝ近本さん、もうどうにも止まらない~♪』。そんな替え歌を口ずさんでしまうほど、この男が塁に出れば、得点の気配が漂ってくる。

 初回、いきなり先頭で中前にきれいにはじき返して9試合連続安打。続く中野の打席ではエンドランで二塁へ。最終的に先制点こそ入らなかったが、虎のリードオフマンの一打から満塁の好機が広がった。

 六回の逆転劇も近本が先頭で出た一本が始まりだった。「自分のスイングはできているのかなと思う。ここからも積極的に自分のスイングを心掛けてやっていきたい」。そう振り返ったように、初球から積極的に打って出る。打球は一、二塁間を抜け、これで昨年10月に記録した自身最長タイとなる6試合連続マルチ安打とした。

 「塁に出てホームにかえってくることが自分の仕事だと思っているので、そのためにも一本でも多くヒットを打てるように頑張りたい」。127安打は2位のDeNA・佐野に6本差をつけるリーグトップの数字だ。「近本が本当にチャンスメークをしてくれている」と矢野監督。首位奪還へ向けて、虎の安打製造機が躍動し続ける。

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