阪神は広島に敗戦 佐藤輝は自己ワーストを更新の20打席連続無安打と精彩欠く

2回、佐藤輝は空振り三振に倒れる(撮影・山口登)
6回、3打席連続で三振する佐藤輝(撮影・田中太一)
6回、佐藤輝は3打席連続三振に倒れベンチに戻る(撮影・山口登)
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 「広島6-4阪神」(27日、マツダスタジアム)

 阪神は勝てば、3試合を残して8月の月間勝率5割確定となる一戦だったが、広島に敗れた。2位・巨人、3位・ヤクルトも敗戦したためゲーム差に変動は無かったが、あまりにも痛い敗戦になってしまった。

 先制したのは、阪神だった。両軍無得点の二回2死走者なしで打席にはロハス。大瀬良の外角低め直球を逆らわずにはじき返し、そのままレフトスタンドへと運んだ。左打席では初めて逆方向への一発となった5号ソロが飛び出した。

 「実はきょう娘が生まれたんだよ。娘にささげる最高のプレゼントになってよかったね。愛する家族のためにも、もう1本、2本打てるように頑張るよ」。長女誕生を祝う祝砲が飛び出し、確実に流れを引き寄せていた。

 三回にも1点を追加し、序盤から2点の援護をもらったが、“6度目の正直”で通算100勝目を狙った西勇が踏ん張りきれない。 2点リードの三回にサンズの失策でリズムを崩し、2死一塁から西川に左翼線へ適時二塁打を献上。四回には先頭の鈴木誠に右中間フェンス直撃の二塁打を許し、坂倉に同点の右前適時打を浴びた。

 さらに、続く菊池涼に勝ち越しの中越え適時二塁打。打席では自身2度目のマルチ安打とバットで意地を見せたが、本職の投球では粘り切れなかった。大粒の汗を流しながら、110球でマウンドを降りた。

 七回には2番手で登板したアルカンタラが誤算だった。1死から西川、小園、鈴木誠に3連打を許して2失点。ここで点差を広げてしまったことも響いた。

 佐藤輝は、大瀬良から3打席連続三振を喫するなど4タコ。自己ワーストの20打席連続無安打と思うように結果が出ない。大山も三回1死満塁の好機で併殺打、五回2死一、三塁では三ゴロに倒れ、主軸としての働きが全くできなかった。

 3点を追う八回には2死二、三塁から代打・糸井が右前へ2点適時打を放ち、再び1点差とした。それでも、その直後に及川が石原に左翼席へ本塁打を打たれてしまった。九回には1死二、三塁の好機を作りながらも生かせずに試合終了となった。

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