阪神・大山 ダメ押し14号2ラン 直近5戦で率・100、大不振から8戦ぶり一発

 5回、2ランを放ちナインとタッチを交わす(撮影・高部洋祐)
 5回、14号2ランを放つ大山(撮影・飯室逸平)
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 「阪神8-2DeNA」(24日、京セラドーム大阪)

 お祭りムードに悩める男も乗っかった。サンズの2点二塁打で浜口をKOした五回、阪神の4番・大山が右中間席へ14号2ランを放った。2番手・桜井のツーシームをフルスイング。8月14日の広島戦以来、8試合ぶりのダメ押し弾だ。

 「外寄り高めのボールでしたが、コースに逆らうことなく打ち返すことができました。終わるまで何があるか分からないのが野球なので、ホームランで2点というところは良かったと思います」

 巻き返しを期した後半戦。最初の3連戦は1試合2発を含む3本塁打と大暴れしたが、その後、なかなか波に乗りきれない。試合前まで最近5試合は20打数2安打1打点。打率・100と低迷し、復調が待たれていた。

 だが、矢野監督は三回無死一、二塁で右邪飛に打ち取られた場面を指摘。「悠輔(大山)があそこで何とかしていくことが必要。(先発を)早い回で降ろせる可能性もあった」とさらなる4番の働きを求めた。

 大山の表情もまだ晴れない。「(本塁打は)いいスイングができたので、それを続けていけるように。何が良かったのか、反省するところはいっぱいある」と冷静に話した。本領発揮へ、快音を奏で続ける。

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