阪神・佐藤輝 Vダッシュ任せろ!“田淵の22本”まで2本「肩を並べるように」

 リラックスした表情を見せる佐藤輝
 打撃練習に励む佐藤輝
 リラックスした表情を見せる佐藤輝
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 阪神・佐藤輝明内野手(22)が12日、16年ぶりのリーグ優勝に向け、後半戦での大暴れを誓った。前半戦首位ターンの原動力となったが、怪物ルーキーは「優勝したい気持ちが強い。そのためにも良いスタートを切ることが大事」と語気を強めた。この日は後半戦初戦となる13日・広島戦(京セラ)を前に甲子園室内で最終調整し、得意とするコイ料理への態勢を整えた。

 セ界の頂に立つための負けられない後半戦が始まる。前半戦を首位で折り返した阪神だが、2位・巨人とは2ゲーム差。優勝に向け、残り59試合のここからが本当の勝負になる。甲子園室内での打撃練習で黙々とバットを振り込んだ佐藤輝は「優勝したい気持ちが強い」と真剣な顔つきを見せた。

 狙うは前半戦同様のスタートダッシュだ。開幕カードのヤクルト戦(神宮)で3連勝を飾り、4月4日から前半戦終了時まで単独首位の座を死守してきた。今回も勢いそのままに、連勝街道を突き進んでいく。

 「良いスタートを切ることが大事だと思うので、明日からチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」

 後半戦幕開けとなる13日の相手は広島。前半戦では打率・333、4本塁打、12打点と3部門とも同一リーグ最多の数字を残してきた。それでも「相手がどこというのはあまり気にせずに、自分のできることに集中したいと思います」とあくまで平静を保つ。

 20本塁打、52打点はチーム2冠。前半戦首位ターンの原動力と言っても過言ではない働きを見せた。69年に球団新人本塁打記録を樹立した田淵幸一の22本まであと2本に迫っている。「田淵さんはすごく偉大な方ですし、そういった方と肩を並べるように頑張りたい」。記録更新は時間の問題だ。

 東京五輪で侍ジャパンの一員として金メダルを獲得した岩崎、青柳、梅野の勇姿にも刺激を受けたという。「本当にすごい。いつか自分も日本代表になれるようにレベルアップしていきたい」と侍入りへのモチベーションにつながった。

 五輪期間中のエキシビションマッチでは、グリップの握り方など変更しながら打撃の最善形を探ってきた。全てはチームの勝利に貢献するため。「明日から全力で頑張っていきたい」。勝負の後半戦。打線の起爆剤としてチームをVロードへ導く。

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