阪神・井上 3ラン&サヨナラ打 矢野監督の“宿題”一発回答
3枚
「ウエスタン、阪神6-5広島」(7日、鳴尾浜球場)
1軍での経験を無駄にはしなかった。同点の九回2死一塁。阪神・井上は一岡が投じた初球の141キロ直球を右中間へ運んだ。一走が生還する殊勲のサヨナラ打に喜び爆発。二塁上で右手を挙げ、満面の笑顔でベンチへ戻った。
「ファーストストライクでどれだけ仕留められるか」。“今季初昇格”となった6日のエキシビションマッチ後に矢野監督から課せられた宿題だ。「最後は一発で仕留められた」と井上はすぐに結果で応えた。
0-3の五回1死一、二塁ではバックスクリーン右へ同点の9号3ラン。この日は4打数2安打4打点と気持ちがバットに乗り移った。
「1年目に比べると、緊張はしてるけど冷静さはあった」と決勝適時打を放った前夜を振り返る。「色んな人から『続けていけば、後半は上で呼んでもらえるから』と言ってもらった。自信を持って、今やってることを続けて結果を出す」。2軍で圧倒的な結果を残し、1軍切符をつかみ取る。