阪神・秋山 フォーク封印3回1安打1失点「スライダーの反応見たかった」
「ウエスタン、阪神3-2中日」(25日、鳴尾浜球場)
あえて直球とスライダーだけを投じ、打者の反応をうかがった。ウエスタン・中日戦に調整登板として先発した阪神・秋山が3回1安打1失点。「(テーマは)真っすぐを投げ切ることと、スライダーを投げた時の反応を見たかった。直球も投げ切れたし、全体的には良かった」と力を込めた。
秋山が振り返ったのは、三回1死三塁で迎えた土田の打席。直球とスライダーだけで攻め、フルカウントから決め球に投じた8球目の138キロ直球を右翼線にはじき返された。唯一の安打を打たれ「すごくフォークを投げたかったんですけど、そこで(打たれて)フォークの重要性を感じられた」と言う。
後半戦もローテ入りが確実で、五輪ブレーク中の調整が重要となる。今後の登板機会でも、テーマを決めながらマウンドに上がる予定で「課題をつぶしていけたら」と投球の最良化を図る。優勝争いの中、先発陣の一角として奮投するためにも、万全の態勢を整えていく。