阪神・近本 お待たせ打ァ!価値ある先制撃&9戦ぶりタイムリー

 5回、中前タイムリーを放つ近本
 5回、適時打を放った近本はベンチ方向を指さす
 5回、適時打を放つ近本
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 「阪神4-1巨人」(9日、甲子園球場)

 目の前のチャンスで集中力を研ぎ澄ました。選手会長としてチームを鼓舞する一撃。阪神・近本が、体を鋭く回転させ、最後は片手でバットを振り抜いた。主導権を呼び込む9試合ぶり、7月初のタイムリー。巨人との首位攻防戦で意地を見せた。

 「秋山さんがしっかりバントを決めてくれたので、絶対にランナーをかえしたいと思っていました。少しバットの先だったと思いますが、いい追加点になった」

 1点リードの五回だ。2死二塁の好機で打席に立つと、戸郷のカーブに反応。打球は横っ跳びする二塁・北村のグラブの先を抜けて中前に抜けた。二走・中野が一気に生還。1点差に迫られた直後だっただけに、大きなタイムリーだ。

 また三回1死一、三塁の場面でも追い込まれながら戸郷のスライダーをたたきつけ、二ゴロ間に先制点をたたき出した選手会長。前打者の秋山が三振に倒れ、近本まで打ち取られれば流れが重くなる場面。“最低限の1点”が、続く糸原の適時打を呼び込んだと言っても過言ではない。

 前回、交流戦明けの伝統の一戦では初戦こそ取ったが、その後は連敗を喫した。同じ轍(てつ)を踏まないために「明日また集中して、みんなで一丸となって戦っていきたい」と近本。宿敵を突き放し、首位ターンを決める。

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