サイン伝達疑惑問題 阪神矢野監督とヤクルト高津監督が話し合い セ注意で説明
6日のヤクルト-阪神戦で起こった『伝達疑惑』問題に関して、プロ野球セ・リーグの杵渕和秀リーグ統括が阪神球団へ注意を行ったことを明かしたことを受けて、阪神の嶌村聡球団本部長(53)が7日の試合前に説明を行った。
同本部長は「まずもって当球団は今後も含めて、そのような行為というのはまったくしておりませんし、する意思もまったくございません、ということを申し上げたいと思います」と潔白を主張した上で「ただし、やはり紛らわしい行為があったということはリーグ統括もおっしゃっている通りで、そういうことがあったということについては『今後気をつけようよ』ということになっております」と話した。
また7日の試合前に矢野、高津両監督が話し合いの場を持ち、「そのへんも解決はしております」と明かし、コーチミーティング、全体ミーティングで「紛らわしい行為は気をつけようということは選手には伝達しております」と説明した。
問題の場面は阪神が4点リードの五回2死一、二塁で二走・近本が左手を動かしていることを、三塁手のヤクルト・村上が指摘。両ベンチの言い合いに発展し、名幸球審が両チームの監督を集めて説明し、事態を収めた。