阪神・中谷とソフトバンク・二保のトレード成立 出場機会恵まれぬ中堅実力者同士の交換

 阪神・中谷将大外野手(28)とソフトバンク・二保旭投手(31)の交換トレードが成立したことが分かった。2日に正式発表される。

 両選手ともチーム事情から、1軍出場機会に恵まれていない実力のある中堅選手だ。高卒11年目の中谷は今季ファームでチーム最多の59試合に出場。同2位タイとなる5本の本塁打を放っている。

 17年には133試合出場で自己最多20本塁打を放った“和製大砲”だが、特に今季は佐藤輝の活躍に、近本、サンズがレギュラーを張り、糸井、陽川にロハスも控える外野陣の層が厚い阪神では、なかなか活躍の場を得ることは難しかった。

 一方の二保は2008年の育成ドラフトでソフトバンクに入団し、12年に支配下登録を勝ち取った。中継ぎとして15年には44試合、18年には35試合に登板し、19年には8試合、20年には12試合に先発した実績がある。

 だが津森、泉、板東ら若手中継ぎ陣の台頭により、今季は1軍で2試合のみの登板にとどまる一方で、ファームでは11試合に登板して4勝1敗、防御率2・57と好投を続けている。

 八回・岩崎、九回・スアレスにつなぐセットアッパーを固定できず中継ぎ陣の整備を図りたい阪神。グラシアル、デスパイネをケガで欠き、打線に元気がないソフトバンクは、地元九州出身で“もうひと花”が期待できる中谷を獲得した。両選手とも新天地で出場機会が増えるトレードとなりそうだ。

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