阪神・ガンケル 来日初10K 7回1失点もヤクルト・山田に痛恨被弾

 7回1失点と好投したガンケル
 先発し力投するガンケル
 力投する先発のガンケル
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 「阪神1-6ヤクルト」(1日、甲子園球場)

 冷たい雨に打たれながら、阪神・ガンケルは目の前の打者に全力で向かっていった。来日初の2桁奪三振をマークし、7回4安打1失点。勝利投手の権利はつかめなかったが、あとはベンチで歓喜の瞬間を待つだけだった。しかし、守護神・スアレスが打たれて敗戦。こん身の力投は報われなかった。

 「低めにボールを集めて、カウントを有利に進めることができたし、ストライクゾーンだけでなく、ボールもうまく使って打ち取ることができたかな」

 奥川と息詰まる投手戦を繰り広げた。本来は打たせて取る投球が持ち味の右腕だが、この日は違う。力強い直球と落差のあるフォークなどを駆使して初回から六回まで毎回の10奪三振。燕打線を寄せつけなかった。

 痛恨の一発は1点リードの七回だ。「失投が悔やまれる」と、先頭の山田に右翼ポール際への同点ソロを被弾。続く村上の打球は左腕を直撃したが、すぐさま処理してアウトに。治療のためベンチに下がったが、再びマウンドに立ち、後続を抑えて最少失点にとどめた。

 先発としての役割を果たしたが、実らなかった。登板試合の不敗神話は途切れ、03年・ムーア以来となる球団外国人投手による開幕からの7連勝は次回にお預けとなった。それでもチームのために託された仕事を全うする。

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