虎が7連打猛攻で野村氏追悼試合飾る 青柳が月間4勝目 佐藤輝は5試合ぶり打点

 2回、笑顔で糸原とタッチを交わす青柳(撮影・飯室逸平)
 2回、青柳は糸原の適時打生還しナインに迎えられる(撮影・山口登)
 2回、適時打を放つ佐藤輝(撮影・飯室逸平)
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 「阪神5-3ヤクルト」(29日、甲子園球場)

 本拠地の甲子園で5連敗中だった阪神が、ヤクルトとの初戦に勝利し、聖地の連敗から脱出した。怒濤(どとう)の7者連続安打&5者連続適時打の猛攻が勝利に直結した。

 1点を取られた直後の二回2死から反撃が始まった。田口から梅野が右前打でつなぐと、投手の青柳も左前打で続く。ここから打線の勢いが止まらない。近本、糸原、マルテ、サンズ、佐藤輝に5者連続適時打が飛び出し、一挙5得点で逆転。打線が全集中し、ツバメ相手に襲いかかった形だ。

 佐藤輝が打点を挙げるのは、5試合ぶり。なかなか当たりが出ていなかった中で飛び出した一撃に「2死から良い攻撃が続いていたので、なんとか続くことができるように、必死で打ちにいきました」と納得の表情を浮かべていた。

 この日は今季初めて4番にサンズ、6番に大山というオーダーを敷いた。得点圏で当たりの出ていなかった大山の打順を下げた。得点圏で回ってきた新4番・サンズから適時打が生まれただけに、このオーダーは今後も継続されていきそうだ。

 6月は3連勝中の青柳も7回2失点と粘りの投球を展開。防御率2・02は現在もなおリーグトップの高数字だ。今季10度目のクオリティースタート(6イニング以上を投げ、自責点3以内)を達成した。これで7勝目をマークし、6月に限っても4連勝。月間MVPの最有力の立場となった。

 22日・中日戦以来に八回に岩崎、九回にスアレスという勝利の方程式で試合を締めることができた。首位らしい戦い方を見せた阪神。昨年2月に亡くなった、元監督・野村克也氏の追悼試合として開催された一戦を見事に勝利で飾り、虎が再び、Vロードへ進撃を開始する。

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