阪神に不吉なDeNA戦の同一カード3連敗 それでも矢野監督は「前に進んでいくのが僕たちの野球」

 「阪神3-8DeNA」(27日、甲子園球場)

 阪神が今季初めて同一カード3連敗を喫した。DeNA相手には15年4月以来、6年ぶりとなる同3連敗…。そこに不吉なデータが浮かび上がってくる。

 過去、阪神が優勝したシーズンでは前身の大洋・洋松・横浜時代を含め、阪神がDeNAに3連戦3連敗したことはなかった。2000年代以降の戦いをひもといていくと、08年は北京五輪期間中の8月15日から京セラドームで行われた3連戦で痛恨の3連敗。これが2位・巨人の猛追を呼び込んでしまい、最後は横浜スタジアムで連敗したことでV逸が決定。岡田監督がシーズン終了後に辞任する事態となった。

 2007年も藤川の10連投などにより一時首位に立ったが、直後のヤクルト戦に3連敗、そして横浜スタジアムでも3連敗を喫してしまい失速。連覇を狙った2004年は巨人に開幕3連勝後、横浜に3連敗を喫してスタートダッシュに失敗した。

 さらに3連戦に限らずとも、2010年は中日&巨人と激しい首位争いを演じ、9月30日の矢野監督引退試合で横浜・村田に逆転アーチを浴びて敗戦。結果的に1勝差で優勝を逃す形となるなど、阪神は要所でDeNAに苦杯をなめさせられてきた。

 それでも“ジンクス”は破られるためにある。指揮官は試合後、「数字的なことは勝ったり負けたりもあるし、しっかりみんなで戦えて、結果として白星を、連勝があったから貯金ができたわけだし。シーズンの中ではずっと調子がいいとか、逆に調子が良くないということがないシーズンはないと思う。そういうところから、またどうしていくのかを自分たちで見つめ直したり、前に進んでいくというのが僕たちの野球だと思う」と前を向いた。16年ぶりのリーグ制覇へ、イバラの道を歩み切る強さを備えていく。

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