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阪神・近本 首位快走の秘密明かす 合言葉は「投手を休ませる」

 阪神の近本光司外野手(26)がデイリースポーツ読者に向けて、さまざまなテーマをもとに本心を明かす新企画「謳歌」。第2回は開幕からここまでについて。今季序盤も打撃不振に苦しみ、そして見つかった今後の課題。首位を走るチームの要因とは。「投手を休ませる」という野手陣の合言葉を体現し、残り1カ月の前半戦を戦い抜く。

  ◇  ◇

 チームが開幕ダッシュを決めた一方で、近本は打撃不振に陥っていた。3、4月は打率・222。昨シーズンも序盤は状態が上がらず、2年連続でスタートにつまずいた。

 「どこが悪いのか本当に分からなくて。『いい感じなのに』と、いうのはあったんですけど。結果がついてこなくて、数字が出ないというだけで技術も落ちてしまうんだなというのを感じました」

 体の状態は悪くなく原因不明の不振。だが、5月は打率・347と一気に盛り返した。

 「本当に結果が出るまで待つしかなかったです。結果が出てくると、きょうはどこが悪かったなどを考えることができるので。最近は調子も上がってきて、毎試合、意識を変えたりしている。やっと楽しくなってきたなと思いますね」

 結果が出なければ、打撃フォームなどを変えたくなる。しかし、大きく変えることはなかった。

 「技術的な面では毎日少し変わっていますが、大きく打撃フォームを変えることはないです。常に意識しているのは、体の近くにバットを通す、バットを体から離さないということを心がけて打席に入っています」

 昨シーズンも開幕から約1カ月間、打率1割台と低迷が続いていた。2年連続で残った課題を受け止め、乗り越えていかないといけない。

 「始まりというのが、苦手なんだなと思います。シーズン開幕や後半戦の初戦といった試合の間隔が空くのが、ちょっと苦手なのかなと思います。技術的な面というよりも、正直、僕はどうしたらいいのか分からないですけど。何年たってもそこは難しいところだと思っています」

 ここまでチームは4月4日から首位を独走。交流戦を怒濤(どとう)の6連勝で締め、貯金は今季最多の20にまで増えた。

 「本当に序盤は、投手に助けてもらいました。接戦の中で先発、中継ぎ、抑えとよく頑張ってくれていた。その分、負担も大きかったと思います。6日に序盤の戦いを支えてくれていたザキ(岩崎)さんが抹消されてしまいましたが、晋太郎(藤浪)が上がってきたりと、誰かが抜けてもカバーしてチーム全体として戦っていけてると思います」

 リーグ2位のチーム防御率3・28の投手陣に野手も応えようとしている。「野手のみんなと『少しでも多く野手が点を取って投手を休ませてあげたい』と話しています。投手を助けられるように、という野手の意識がかみ合って、いい結果につながっていると思います」

 選手会長として、これまでとは異なるシーズンを過ごしている。チームに対する意識はより強くなった。

 「チームが勝てばうれしいですし。負ければどうしたらいいのかを考えます。勝てなかったら相手よりも点を取れなかった野手に責任があると思うので、どうしたらいいのかと思いますね」

 18日の巨人戦(甲子園)からリーグ戦が再開する。16年ぶりのリーグ優勝へ、一戦必勝で戦っていく決意だ。

 「(2位との)ゲーム差も少しずつ広げられていますし、自分たちは開幕から大きく戦力が変わることなく、最小限の変化で戦ってこられている。前半戦あと1カ月ぐらいをケガなくチーム一丸となって、総力戦で戦い抜ければいいと思います」

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