阪神・スアレス 12戦連続S!球児超え&球団新 矢野監督「心強い」
「楽天5-6阪神」(13日、楽天生命パーク宮城)
無双の守護神が、その名を球団史に刻んだ。阪神・スアレスが2008年の藤川球児を抜いて球団新記録となる12試合連続セーブをマーク。これでリーグ最多独走の21セーブ目だ。
「いい試合だったと思いますし、みんないい活躍をした中で自分としてもいい仕事ができました。いい成績が残せて良かったです」
土壇場で1点を勝ち越した直後の九回にマウンドへ。まずは先頭・黒川を空振り三振、田中和を三ゴロと難なく打ち取った。続く田中貴には中前打を許したが、最後は小深田を三直に。痛烈な打球が木浪のグラブに収まると飄々(ひょうひょう)とした表情から一転、雄叫びを上げて指さしで好守をたたえた。
しびれる展開であるほど、その存在が大きい。矢野監督は「今日はできれば休ませたかったんだけど。もちろんスアちゃん出したら全幅の信頼置いているし、中身のしっかりある中での記録。こういうストッパーがいるっていうのは心強いね」と最敬礼だ。
「全力でやっていくしかないので。全力で全部勝ちに行くつもりでやって、最後シーズン終わった時に良い成績が出てればいいなと思います」と昨季のセーブ王。チームの悲願達成へ、頼もしさは増すばかりだ。