阪神・近本、お立ち台で「『よっしゃー』という声が出ちゃいました」 巨人と最大7差

9回、決勝タイムリーを放ち雄叫びを上げる近本(撮影・飯室逸平)
5回、右越えへ逆転2ランを放つ阪神・近本光司=楽天生命パーク宮城(撮影・田中太一)
 5回、逆転2ランを放った近本はナインに迎えられ笑顔を見せる(撮影・田中太一)
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 「楽天5-6阪神」(13日、楽天生命パーク宮城)

 阪神がシーソーゲームを制し、交流戦を6連勝で締めくくった。難敵ぞろいのパ・リーグ相手に18試合で11勝7敗。貯金も2008年以来となる「20」の大台に乗せ、セ・リーグ首位の座を確固たるものにした。そして2位・巨人が負けたことにより、巨人とのゲーム差が今季最大の「7」に広がった。

 5-5で迎えた九回。2死三塁だ。近本が守護神・松井の浮いたフォークを捉え、打球は一塁線を破った。五回の一時は逆転となる2ランに続く、起死回生の決勝適時三塁打。虎の切り込み隊長は満面の笑みを浮かべ、ベンチにガッツポーズした。

 試合後は文句なしのヒーローとして、お立ち台に上がった近本。「いや、もうね気持ちがちょっと出ちゃって抜けた瞬間に『よっしゃー』という声が出ちゃいました」と打った瞬間の心境を赤裸々に明かした。

 18日からは巨人との直接対決を迎える。「少し休んでジャイアンツの3連戦から始まるんですけど、本当に倒さないといけない相手ですし、勝たないといけない相手なので。しっかり休んでいい、またスタートが切れるようにがんばっていきたいと思います」。勢いそのままに巨人相手にも3連勝を狙う。長打も狙えるリードオフマンが、自らの役割に徹してG倒のキーマンとなる。

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