阪神、デーゲーム神話止まった “オセロ状態”ついにプロ野球記録タイ「16」 

 「阪神2-10ソフトバンク」(5日、甲子園球場)

 オセロは続くよどこまでも-。阪神は今季ワーストの1試合3失策が絡み、2桁失点で大敗。デーゲームの連勝は16で止まった一方、連勝&連敗無しの記録はプロ野球タイ記録となる16試合へ伸びた。交流戦に入り、救援陣の防御率悪化が顕著に出ている中、守りから自滅した猛虎。白黒の法則通りなら…きょうは絶対に勝つ!

 これが“オセロの呪縛”か。マルテの先制2ランが飛び出した前半の優勢ムードから一転、終盤は失点に次ぐ失点。終わってみれば今季3度目となる2桁失点で大敗した。

 これで5月14日の巨人戦から白星&黒星が交互に続く“オセロ状態”は16試合となり、昨年DeNAが記録したプロ野球記録に並んだ。デーゲームの不敗神話もついにストップ。開幕から1分けを挟んで16連勝が続いていたが、今季初の敗戦となった。

 暗転のきっかけはやはりミスだった。追加点が欲しい2点リードの五回。先頭・近本が内野安打で出塁し、続く北條が送りバントを決めて1死二塁。しかし、次打者・マルテの打席でマルティネスの投球前に、二走・近本が飛び出し、挟殺プレーで憤死。一気に好機がしぼんでしまった。

 「俺らの野球はそういう(積極的な)野球。あれをとがめるという野球を俺はしたくない」と矢野監督は振り返ったが、結果的にこのプレーが相手に流れを渡す形となる。

 直後の六回、伊藤将が真砂に適時打を浴びただけでなく、甲斐に痛恨の逆転2ランを被弾。七回には大山、中野の2失策が絡み被安打0で2失点、八回には近本の今季初失策も出て4失点…。暗黒時代をほうふつとさせる集中力を欠くプレーの連続に、スタンドのファンからは「アホ~!」のヤジが飛んだ。

 今季ワーストの1試合3失策で、39失策はリーグ最多。相変わらず失策が減らないこともさることながら、さらに心配なのがブルペン陣の状態だ。交流戦での救援防御率はリーグワースト2位となる5・34。岩崎に続き負傷した小林も抹消される方向で、2017年から4年連続同トップを誇ってきた自慢のリリーフ陣が危機に直面している。

 「なるようにしかならないんでね。全員でやるしかない。誰か一人で補うというよりは、チーム全体で何とか埋められたら」と指揮官。それでも法則通りなら6日は『白星』の順だ。しかも今季9戦全勝の日曜日。ソフトバンクにきっちり勝ち越し、交流戦ラストウイークへ向かうしかない。

2023-11-05
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