阪神・青柳、五輪!侍入り確実 4月に矢野監督猛プッシュ 変則右腕が世界を斬る!

 阪神の青柳晃洋投手(27)が、東京五輪の野球日本代表メンバーに選出されることが1日、確実となった。5月31日、都内で稲葉篤紀監督ら侍ジャパンのスタッフ会議が行われ、虎の変則右腕に白羽の矢が立った。キャリアを通じて、初めての代表入りだ。メンバーは今月中旬に正式に発表される。サプライズ選出となり、37年ぶりの金へと導く。

 悲願の金メダルを目指す代表に、大きなサプライズが待っていた。阪神のローテの柱として、首位独走の立役者となっている青柳が代表メンバーに名を連ねることが確実となった。ここまでのキャリアを通じて代表経験はなく、驚きの選出。虎の変則右腕に、白羽の矢が立った。

 東京五輪開幕まで、残り2カ月を切った。5月31日には侍ジャパンのスタッフ会議が行われ、選手選考は最終局面に。登録メンバーの枠は24人。2019年に行われたプレミア12の28人が土台になって選出されている中、異例の抜てきとなる。

 青柳は、成長著しいプロ6年目だ。今季はここまで3勝2敗で、防御率2・50。過去2年間、先発ローテの一角を守り、軸としての地位を確立している。5月14日の巨人戦では、強力打線を相手に7回5安打1失点と躍動するなど、存在感は際立っている。

 稲葉監督が4月13日に甲子園を視察した際には、矢野監督自らが猛プッシュにも動いた。「オーソドックスではない、そういう投手も必要」と力説。「打球を上げさせないというところで、横浜スタジアムとか狭い球場でやるとなれば、今の青柳の投球は侍ジャパンに入ってもしっかりやれる」とアピールした。

 その背景には、2019年に行われたプレミア12での記憶がある。ソフトバンクのサブマリン・高橋礼が、プエルトリコ戦で6回1安打無失点と快投。過去の国際大会を振り返っても、元ロッテ・渡辺俊、楽天・牧田らの変則投手らが先発、抑えなどで活躍。国際大会に、変則右腕の存在は必要不可欠だ。

 金メダルは日本の悲願だ。目指すはロサンゼルス五輪以来、37年ぶりの頂点。虎戦士からは岩崎も代表入り確実とされ、梅野も最終選考まで残っているとみられる。ドラフト5位からの代表入りへ。「1年間ローテーションを守ることが目標」と、コツコツと努力を積み重ねてきた右腕がつかむ大舞台。青柳がJAPANのユニホームに初めて袖を通す。

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