【中田良弘氏の眼】余裕感じさせる内容だった阪神・伊藤将

 「DeNA1-4阪神」(8日、横浜スタジアム)

 阪神・伊藤将はDeNAと前回対戦した4月24日は、9回1失点での完投勝利だった。だが、同戦は広い甲子園での登板で、初回に6点もの援護を受けていた。

 今回は相手にも研究され、狭い横浜スタジアム。しかも序盤は投手戦だった。難しい状況でも、梅野のリードに応え、抜群の制球力で勝利につなげた。

 伊藤将は直球が140キロ台前半だが、初球のカーブで簡単にストライクを取り、右打者には外角チェンジアップをしっかりとコースへ投げられていた。

 また、外国人にも内角への直球やカットボールを投げ込むなど、コースを広く使えていた。5三振は全て見逃し三振。的を絞らせなかった証拠だろう。

 メンタルの強さも感じた。四回は先頭の牧に初被弾となる同点ソロを許した。先制直後で動揺しそうな場面だが、簡単に後続を打ち取った。勝ち投手の権利がかかる五回は併殺でピンチを切り抜け、六回も牧をストライク先行で併殺。相手打順が3巡目に入り、先発投手に疲れが出る七回に、この試合初めての三者凡退。余裕を感じさせる内容だった。

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