阪神・大山、4番の意地見せた4号ソロ 打点神話止まるも前向き

 「阪神1-7DeNA」(23日、甲子園球場)

 勝てない。阪神・大山の痛烈な一撃も空砲と化した。悔しさを募らせる敗者の列の先頭で帽子を取り、応援してくれたファンに頭を下げた主将。打点を挙げれば19連勝という不敗神話は途切れたが、前を向きながら引き揚げた。

 4番が意地を見せたのは3点を追う四回、2死走者なしで迎えた第2打席だ。坂本がフルカウントから投じた7球目、真ん中付近に甘く入ったスライダーを完璧に捉えた。

 高々と舞い上がった打球は左翼席に着弾。「自分のスイングができてよかった」と3戦ぶりの4号ソロで2点差に詰め寄り、ベンチ前では「いくよ!いくよ!いくよ!」と声を張り上げた。どんな状況であっても貫く主将の姿勢。連敗ストップへ、チームを鼓舞していく。

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