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岡田彰布氏「初回の4番の打席が明暗を分けた」悪い流れを断ちきれなかった大山

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏(63)が22日、東京ドーム内のレジェンドシートで解説を務めた。勝負の明暗を分けたと指摘したのは初回の4番の打席-。大山は1死二、三塁から空振り三振に倒れ、岡本和は先制の2点二塁打を放った。ここに阪神にとっては8連勝が止まった悪い流れを引きずる展開になってしまったと分析し、“流れ”の重要性を説いた。

 ◇ ◇

 ゲームの明暗を分けたのは、初回の4番の打席だ。大山は1死二、三塁から空振り三振に倒れた。この場面、巨人の内野陣は前進守備を敷かず「1点はOK」の布陣だった。内野ゴロでも1点という状況で、三振だけはしてはいけない。そこまで言うのも、前日に8連勝が止まった流れがあるからだ。

 こういう大型連勝が止まった次の試合は、どうしても悪い流れでゲームに入っていくことになる。それを断ち切るためにも先取点が必要。だから試合前のポイントとして、阪神はいかに先取点を奪えるかがカギになると踏んでいた。

 もし初回の第1打席で大山が三塁走者を生還させるために、“最低限”のバッティングができていれば…。試合展開は大きく違った形になっていたと思う。逆に前日からの流れを生かしたのが巨人。1死一、三塁から4番・岡本和が秋山の初球をたたいて、左中間を破った。2者が生還し、以降は一気に右腕を攻略してみせた。

 巨人の各打者を見ていると、積極的にカウント球を狙ってきていた。非常に仕掛けが早いと感じさせた。これも前日に苦しい試合をものにし、初回のピンチをしっかりとしのいだ流れがあるからだろう。そんな相手の勢いを止めるためにも先取点が必要だったし、初回の攻防がゲームのすう勢を決定づけたと言えるゆえんだ。

 長いペナントレースを戦って行く上で、やはり“流れ”というものは非常に怖い。先に1点でも取っていれば…。そう感じずにはいられないゲームになってしまった。

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