阪神・近本 先頭弾も…先制連勝&本塁打連勝“神話”崩れ連勝「8」でストップ

1回、畠(手前)から先頭打者弾を放つ近本(撮影・高石航平) 
 1回、右越えに先頭打者本塁打を放つ近本(撮影・西岡正)
 1回、右越えに先頭打者本塁打を放ち、笑顔で生還する近本(右)=撮影・西岡正
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 「巨人3-2阪神」(21日、東京ドーム)

 ついに止まった。阪神・近本光司外野手(26)が初回、今季2本目の先頭打者弾となる2号ソロを放った。先制すれば16連勝中、本塁打が出れば13連勝中だったが…。逆転を許して神話とともに、8連勝がストップした。それでも近本は3戦連続安打と復調気配。仕切り直して、6カード連続の勝ち越しを決めるで!!

 プレーボール直後に会心の一撃が飛び出した。近本が強烈な先制パンチを見舞う。だが、チームを勢いづけるはずの先頭打者弾も後が続かない。8連勝ストップ。敵地で不敗神話も途切れた。

 豪快な一撃が飛び出したのは、試合開始1分。カウント1-1からの3球目、畠が投じた直球を迷うことなく振り抜いた。高々と舞い上がった打球は右翼席中段に到達する2号ソロ。切り込み隊長が華麗に先制点をもぎ取った。

 4日・中日戦以来となる2号ソロは、今季2本目の先頭打者アーチ。通算6本目の先頭打者弾で球団歴代では和田豊、マートン、鳥谷と並んだ。「甘く入ってきたボールをしっかりと捉えることができました。いいスイングができました」とリードオフマンとして果たした最高の仕事を振り返った。

 近本が呼び込んだ流れで、1死後にマルテも3試合連発となるソロを放って初回に2点を先制。井上ヘッドコーチは「きょうもいけるで、というようなモノを出してくれたのは、先頭打者。そこにマルテが続いて2点を取れたのは、いままでのチームの勢いをきょうも持ってまっせというメッセージというか」と快進撃を体現する奮闘を評価した。

 チームは開幕からこの試合前まで、先制点を奪えば16連勝中。さらに本塁打が出た試合は13連勝中だった。近本の一発は2つの吉兆データに合致したはずだったが、この日は当てはまらなかった。

 それでも復調してきた近本は、チームを再び乗せる可能性を秘める。18日のヤクルト戦で今季初の猛打賞となる4安打を放ち、3試合連続安打まで伸ばした。打率1割台と低迷していたが打率・218と上げてきた。

 22日の巨人先発予定は高橋だ。前回8日の対戦で7回0/3を無失点に抑え込まれている。矢野監督は「プロである以上、やられたらやり返すというのは当たり前のこと」と雪辱を期した。14年以来7年ぶりの6カード連続勝ち越しを決めるためにも、1番・近本が猛虎打線の口火となる。

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