阪神 5発8連勝!G粉砕マルテ連発ラパンパラ 球団初の開幕20戦16勝

 3回、2ランを放ったマルテは“ラパンパラ”ポーズを決め雄叫びをあげる。右奥は糸原
 1回、先制ソロを放つマルテ
 3回、2ランを放つマルテ
3枚

 「巨人5-10阪神」(20日、東京ドーム)

 ホンマ強いで-。阪神が敵地・東京ドームを席巻する1試合5本塁打で7年ぶりの8連勝。ジェフリー・マルテ内野手(29)が先制の4号ソロに来日初の1試合2本塁打となる5号2ランと打線に火を付けた。クリーンアップそろい踏みの一発攻勢。開幕20試合目での16勝到達は2リーグ分立後球団史上初の快挙。このまま突き進む。

 迷うことなく振り抜き、東京ドームに快音が響く。高々と舞い上がった白球を見上げる。外野手の足は一歩も動くことはなかった。スタンドを黄色く染めた虎党が総立ちになるほどの豪快アーチ。マルテの自信に満ちたスイングが宿敵を叩きつぶし、8連勝を導いた。

 「みんながしっかり打って、しっかり守って勝利をもぎ取ることができたので、とても満足しているよ」

 先制パンチを食らわせたのは、初回2死で迎えた第1打席だ。サンチェスが投じた初球、高めに浮いた150キロ直球を強振。滞空時間の長い打球は美しい弧を描き、左中間席へ到達。今シーズン先制すれば、15戦全勝のチームに勝機を呼び込む4号ソロとなった。

 痛烈な一撃は2点リードの三回だ。無死一塁で打席へ。右腕が投じた1ボール2ストライクから4球目、真ん中149キロ直球をフルスイングした。完璧に捉えた打球は失速することなく、左翼席中段に突き刺さった。来日初の2打席連発となる特大の5号2ラン。自慢のパワーを見せつけた。

 来日3年目の助っ人がチームを盛り上げている。ベンチ前では2度、仲間と決めポーズの「ラパンパラ」を披露。ヒーローインタビューでもファンと共にさく裂させ、喜びを分かち合った。「一体感になるというのは大事なこと」と助っ人の心も躍っている。

 この日、鳴尾浜では新加入したロハスが始動。外国人枠の問題も浮上してくるが、強い意識はない。「チームがすごくいい状況で、彼らもすごくプレーしやすい状況にあると思う。そのためにもしっかりと勝ち続けたい」と最高の状態で新たな仲間を迎え入れる考えだ。

 マルテの一発で猛虎打線が目覚め、19年5月15日の巨人戦以来となる1試合5本塁打で10得点。クリーンアップそろい踏みの一発攻勢で、先制すれば破竹の16連勝。昨年3勝9敗と負け越した鬼門・東京ドームをぶち破った。20試合目での16勝到達は2リーグ分立後球団史上初の快挙で、2位・巨人とは4ゲーム差だ。「みんな全力でいつも戦ってる。これからも優勝に向かって頑張るので、ぜひ応援よろしくお願いします」。助っ人の言葉通り、一丸で突き進み、先頭を走り続ける。

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