阪神・矢野監督 支配下勝ち取った小野寺に言及 外野競争参戦に期待

 「阪神-ヤクルト」(18日、甲子園球場)

 阪神・矢野燿大監督が18日、育成から支配下登録を勝ち取った小野寺暖外野手(23)について試合前に言及した。

 「一番はバッティングやと思うけど、総合的に見ても支配下の力があるというのは、キャンプの時から思っていたこと。あいつが勝ち取ったこと。ここからがスタートなんでね」

 小野寺は大商大から19年育成1位で阪神に入団。今春キャンプは1軍に参加し、ウエスタンでも打率・328と結果を残し続けていた。そして、ムードメーカー的な役割も備えている選手だ。「みんなからいじられるのが人徳というか、持って生まれた才能というか」と指揮官も評価している。

 今後は1軍昇格が、目の前の目標となる。「別に俺が与えるんじゃなくて、あいつがつかむ。支配下になってはいどうぞってわけにはいかない。あいつがアピールしてくれれば、チャンスは十分にね」とファームからはい上がる姿を期待した。

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