阪神2軍でも若手躍動 平田監督が超特大弾の井上を称賛「今年初めてじゃない?」
「ウエスタン、オリックス5-5阪神」(14日、京セラドーム大阪)
阪神2軍は1点を追う九回2死、井上広大外野手(19)が左翼5階席に突き刺す起死回生の同点ソロを放ち、執念で引き分けた。
先発・西純は6回4安打2失点と最低限の仕事を果たす。ただ、3番手・浜地やその後を受けた石井将が踏ん張れなかった。平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-西純は試合を作った。
「悪いなりにというか、あのホームランが余計。この前も最後、中村奨にホームラン打たれて『バカヤロー』っていって、今日も2アウトからでしょ?あれがもう余計。悪いなりにというか、工夫して投げていたけど最後のホームランだけがもったいない。すごくゲームを作って安定はしているけど、あそこの2アウトからビシッと。あの回で終わりなんだから、ギアをがっと入れて三振取るくらいね、うまくまとまってほしくない」
-後半から修正した姿を見せた。
「カーブをうまく使いだして、前半はカーブとかが良くなかったけど、ずっとゲームは作ってくれているし安定はしているけど、そこでの若さというか、ガッといくところのギアを入れるところが出ればもっといいね」
-井上も最後に特大のホームランを放った。
「うーん、素晴らしいホームラン。今年初めてじゃない、4番の仕事をした。西が投げるときには同級生のあれがあるし、西が投げたところで広大の同点ホームラン、もう見事やね」
-井上は調子を上げてきている。
「広大もヒット3本やろ?右にも打球飛んでるし、打球がやっぱり上がってきたよ。(これまでは)ちょっと下半身がへばっていたところで、あったんじゃないかな」
-小幡も3安打と好調をキープしている。
「小幡、長坂、この辺は好調をずっとキープしてくれているし、いつ呼ばれてもいいような成績を残しているよね」
-今日はバントのサインが多かった。
「何としても今日はやられているし、特に小野寺なんかはファームで首位打者とはいえ、そういうところもしっかりバント並びに右打ちというところをね、身につけておかなければいけない。今は3番を打っているけど上にいったら7番とかそういうところで(打つことになるから)。ちょうどそういう機会に出たんで、意識させてなんとか今日は絶対に勝つというところでのあれを植え付けさせようとしたんだけど」
-中継ぎが踏ん張れなかった。
「石井将はストライクが入らない。厳しいようだけど自分で出したランナーじゃない。四球が一番勝負にならん。逃げているもん。浜地はまだ打たれるのはええねん。ただ真っすぐだけじゃ打たれる、変化球の精度を上げないと打たれるというところで、打たれるのは勉強になる。これは打たれたら練習すればいいけど四球出るとさ、その辺は石井ももう一回やり直しやな」