阪神ドラ1佐藤輝、応援歌できた「明るい印象、カッコイイ」4・2お披露目へ

 阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=のヒッティングマーチが完成したことが22日、分かった。開幕前に新人の応援歌が制作されるのは異例で、16年の高山以来5年ぶりとなる。佐藤輝は「明るい印象、カッコイイ」とお気に入り。主催試合初戦となる4月2日・中日戦(京セラ)から応援団による事前収録音源で流される予定だ。

 佐藤輝がキャンプ、オープン戦で見せた華々しい活躍は、応援団の胸に刺さった。期待度の大きさが、新人では異例となる開幕前のヒッティングマーチ作成へつながった。

 「突き進め さあ行こう 勝利に向かって 振り抜け 輝け 打て 輝明 かっとばせー てーる」

 明るい曲調、そして名前の「輝明」や、名前の一部を取った「輝け」という言葉が入った歌詞。試聴した佐藤輝は「明るい印象のカッコいいメロディーだと思いますし、歌詞も『輝け』と入れてくれて良い応援歌だと思いました」。黄色に染まった甲子園や京セラで“戦闘曲”が響き渡る。イメージを膨らませると、胸が躍る。

 開幕前に応援歌が制作されるのは16年の高山以来5年ぶり。球団私設のヒッティングマーチ委員会は異例の作成について「頂に挑む今シーズンのふさわしい戦力として、期待を込めて作成しました」と意図を説明。今後、「阪神タイガース応援団ヒッティングマーチ委員会」のホームページに情報を掲載する。

 応援歌の最後にコールする部分は「てーる」となった。一般的には名字で呼ばれるが、名前となったことには明確な理由があるという。「ご本人が希望される呼び方で声援を送ることで、より力になりたいという思いを込めました」。チームメートにも浸透しており、佐藤輝自身も「テルと呼んでもらえれば」と公言したことが決め手となった。

 今季もコロナ禍の影響で、球場で応援歌は歌えない。事前収録された応援歌はホームゲームでしか流されないため、お披露目は主催試合初戦となる4月2日・中日戦(京セラ)となる。高山は応援歌が作成されていたものの、4月下旬からの使用だった。また、04年の鳥谷も1年目から応援歌が存在したが、オリジナルではなく他選手の流用だった。使用時期からも佐藤輝への期待度が表れている。

 期待のドラ1は、小学生時代に甲子園で矢野監督や金本前監督の応援歌を聞いて育った。「子どもの頃からプロ野球選手の応援歌には憧れがありました。せっかく作っていただいたので活躍ができるように頑張ります」。虎党の熱い後押しを受け、全力で戦っていく。

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