阪神・藤浪「人さし指の爪が親指に…」出血も熱投4回5安打1失点 開幕は「大丈夫」

 3回、藤浪は血に染まったユニホームで力投する(撮影・山口登)
 4回、藤浪は打者・紅林の時に暴投する(撮影・山口登)
 1回、負傷した右手親指を口にしながらベンチへ戻る藤浪(撮影・飯室逸平)
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 「オープン戦、オリックス-阪神」(19日、京セラドーム大阪)

 開幕投手を務める阪神の先発・藤浪が、4回5安打1失点で最後の調整登板を終えた。

 初回に異変発生。先頭の佐野皓を4球連続ボールで歩かせた直後、ベンチから福原投手コーチやトレーナーがマウンドに駆け寄った。右腕は右手親指から出血。拭ったユニホームの右腰は血で赤く染まった。

 「ちょっと人さし指の爪が親指に刺さって、結構肉がえぐれちゃったんですけど。そんな感じだったので。血が止まらなくて」

 一度ベンチに引き上げる際には虎党から「えーー」という驚きの声が漏れ、球場は騒然。藤浪はすぐマウンドに戻ったが、2番・太田に左前打。続く吉田正を左飛に仕留めた後、モヤに先制の中前適時打を浴びた。

 二回以降も毎回走者を背負う苦しい投球が続いた。四回には打者の頭の後ろを通過する抜け球もあった。それでも粘り腰でスコアボードに「0」を並べた。この日の調整登板は球数100前後が予想されていたが、4回69球で降板した。

 藤浪は「深くいっているので、しっかり治療しないとって感じかなと。ただあと1週間あったら大丈夫かなと思います」と問題なしを強調。「正直長いイニングを投げたかったなと思ったんですけど、こればっかりは仕方ない。1週間調整して開幕を迎えたいです」と大役を見据えた。

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