阪神が暴力団等排除で決意新た 藤原オーナー「断固立ち向かう」

 阪神は11日、西宮市内の球団クラブハウスで「第19回阪神タイガース・阪神甲子園球場 暴力団等排除対策協議会」を実施した。

 従来は阪神電鉄、阪神甲子園球場、阪神タイガース、兵庫県警本部、甲子園警察署、公益財団法人暴力団追放兵庫県民センター、兵庫県弁護士会民事介入暴力対策委員会委員長が出席して総会を開催していたが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、兵庫県警察本部に報告書を提出する形に変更して行われた。

 阪神の藤原オーナー兼球団社長は「関係各所の皆さまと一丸となって推進して参りました暴排活動により、プロ野球界の暴排意識は年々高まりつつありますが、依然として暴力団はその組織を維持するためにあらゆる手段を講じて入り込む機会をうかがっており、プロ野球界に大きな脅威と不安感を与え続けています。我々球団としましては引き続き監督、コーチ、選手、フロント職員に対し暴力団の脅威を啓発することで、それらとの関係を完全に遮断するとともに、関係各所の皆さまと連携の上、暴力団等の反社会的勢力ならびにその影響下にある悪質応援団に対し断固立ち向かう決意を持って、暴排活動を推進していくことでお客さまが安心して観戦でき、かつ選手がプレーに専念できる環境を提供できるものと考えます」とコメントした。

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