阪神・藤浪 開幕投手抜てきに「驚き」「結果で示したい」矢野監督から熱いゲキも
3月26日・ヤクルト戦(神宮)での開幕投手に決定した藤浪晋太郎投手(26)が9日、甲子園での練習後に取材に応じ、プロ入り9年目で初の大役を任せられることになった心境を明かした。
開幕投手の大本命候補だった西勇にぜんそく症状が出て、順調さを欠いたこともあっての抜てき。昨季1勝ながら、昨年11勝の秋山、2年間ローテを守ってきた青柳らを押しのけての指名に「驚きしかなかった。びっくりして、今でも驚いていている」などと素直な気持ちを吐露した。
5日のソフトバンク戦(ペイペイ)で4回無失点と好投。甲子園に戻り、翌日以降の残留練習を終えた際に福岡にいる矢野監督から連絡を受けたという。そしてこの日、直接指揮官から「お前たちの世代で強いタイガースをつくっていってほしい」と言葉を掛けられたことも明かした。藤浪ら1994年世代は大山、近本、北條などチーム最多人数を誇っている。
大役を任された右腕。「開幕投手はチームの顔だと思いますし、責任を持って。期待しているという話もしていただいたので、結果で示したい。チームに勢いがつくような投球をしたい」と誓った。