【岡田彰布氏の眼】高評価「ガンケルは今年の方がええよ」
「オープン戦、ソフトバンク4-3阪神」(7日、ペイペイドーム)
阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏が7日、ペイペイドームで行われたソフトバンク-阪神のオープン戦を視察。2番手で登板したガンケルについて「今年の方がええよ」と高評価した。一方で3回4失点のチェンについては、技巧派に転身できるか否かが活躍のポイントになると指摘した。
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キーポイントとなる外国人の先発投手についてだが、ガンケルとチェンを比較すると、ガンケルの方がいい。特に今年は昨年よりもボールが速いという印象だ。ソフトバンクの打者がみんな振り遅れて、差し込まれる。ゴロアウトも非常に多かった。
先発投手として必要なテンポについても、いいリズムで投げていたと思う。昨年は先発とリリーフの併用で2勝4敗、防御率3・18の成績だったが、スターターとして使ってみたい選手だ。一方のチェンはキャンプのブルペンで見た時から感じていたが、中日時代のボールの強さ、キレというのは無くなってきている。
この日のピッチングを見ても、三振を奪えるボールが無いというのは厳しい。これまでパワーピッチャーとして力で押してきた部分もあると思うが、年齢的にも今年36歳を迎える。全体的に打たせて取ろうという意識は見えていたが、技巧派として新たな境地を切り開けるかがカギになるだろう。
キャンプからここまでの調整を見てきて、チェンよりもガンケルの方が起用する優先順位は高くなるかもしれない。スアレス、エドワーズのリリーフ2枚は必要なだけに、どういう起用法をするかが焦点になりそうだ。
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