阪神ドラ1佐藤輝 OP戦初打席弾!昨季パ2冠石川撃ち “モノノフ”対決制した

 1回、先制ソロを放つ佐藤輝
 1回、先制ソロを放ち大山に迎えられる佐藤輝
 1回、左越えへ先制ソロを放つ佐藤輝
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 「オープン戦、ソフトバンク0-4阪神」(5日、ペイペイドーム)

 阪神は5日、オープン戦初戦で4年連続日本一のソフトバンクに完封勝ちした。決勝打を放ったのは、ドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=だ。初回にオープン戦初打席初本塁打となる先制ソロ。昨季のパ投手2冠で、開幕投手・石川の直球を軽々と左翼ホームランテラス席へ運んだ。“モノノフ”対決を制する衝撃的な一発で快勝発進へ導いた。

 見たか、これが佐藤輝の“力”だ。10年ぶりに帰ってきたグラウンドで、怪物ルーキーが伝説を残した。オープン戦初戦の初打席。ペイペイドームに高々と打ち上げた打球に、両軍のファンから「おぉ!」と驚きの声が響く。4年連続日本一のソフトバンクへ、名刺代わりの豪弾をかっ飛ばした。

 開幕投手に内定している先発・石川は、同じアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の大ファン。通称“モノノフ”同士の初対決は、初回2死だった。佐藤輝は1ストライクから外角145キロ直球を強振。当てたようなスイングで左飛かと思われたフライは勢いを失わずに伸びて、左翼ホームランテラス席へ吸い込まれた。

 涼しい顔でダイヤモンドを一周し、ベンチに戻ると仲間の元へグータッチ。最後にはゴリラポーズも見せ、最高の笑顔がはじける。

 「最初はレフトフライかと思ったんですけど、観客の人がワーッと盛り上がっていた。パッと見たら入っていました。ホームランテラスですけど、入って良かったと思います」。球団新人のオープン戦初打席初本塁打は、1987年・八木裕以来34年ぶりの快挙となった。虎の4番にも座った好打者に並ぶ偉業だった。

 小学6年時、タイガースJr.の一員として、ドームに訪れた。ただ、右肘痛の影響もあり、試合には出場できず。「その時は三塁ランナーコーチで…。また同じこの舞台でプレーできてうれしい」。10年越しに迎えたペイペイドーム初打席で見せた離れ業。忘れられない1本となった。

 三回に再び石川と相対した時は、バットを折られて凡退した。「トップレベルのピッチャーだな」と実感。ただ、九回にも岩崎の152キロを左前打としてマルチ安打を記録した。6日は高橋礼、7日は和田と先発の好投手が立て続くが、気負いはない。「しっかり捉えることができればヒット、ホームランになる。その確率を上げていけるか」。規格外の新星が、残りの日本一ローテも撃破する。

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