阪神OBの三宅秀史氏が死去 心不全 吉田義男、鎌田実と100万ドルの内野陣

 阪神は5日、球団OBの三宅秀史氏が3日に心不全のため、三重県内の病院で死去したことを発表した。享年86歳。通夜、告別式は近親者のみで執り行われた。

 1953年に入団した三宅氏は守備の名手として名をとどろかせ、吉田義男、鎌田実とのトリオで「100万ドルの内野陣」と呼ばれる鉄壁の守備陣を形成した。その守備力に関しては、華麗なステップやオーバーアクションでファンを魅了した巨人・長嶋茂雄とは比べものにないないほどうまいと評され、試合前のシートノックを見るだけでもチケット代を払う価値があるとも言われたほどだ。

 57年にはリーグ最多の31本の二塁打を放つなど活躍し、自身最初で最後のベストナインにも選出された。

 2004年に金本知憲に破られるまでのNPB記録だった700試合連続フルイニング出場を続けるなど、元祖鉄人としてもチームをけん引した。

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