阪神 開幕スタメン十番勝負!井上ヘッド号令 OP戦ラスト3連戦前には決着

 阪神の井上一樹ヘッドコーチ(49)が4日、開幕前最後のオープン戦となる19~21日のオリックス3連戦を開幕メンバーで戦う方針を明かした。キャンプを終えても先発ローテだけでなく、内外野のポジション争いは激しさを増すばかり。5日からのオープン戦10試合が、開幕スタメンを懸けた最後のアピールの場となる。

 開幕スタメンを懸けた『十番勝負』が幕を開ける。阪神は26日の開幕戦までに、5日のソフトバンク戦(ペイペイ)から13試合のオープン戦が組まれている。いわば開幕スタメンを巡る最後のアピールの場だ。

 だが、実際に残された売り込みの場はもっと少ないと井上ヘッドコーチは明かす。

 「京セラドームの3連戦の時には開幕のメンバーが決まっている状態にしておかないと。そこでもまだ試してますというのでは後手に回ってしまう」

 開幕1週間前に組まれている19~21日のオリックス3連戦(京セラ)は“本番モード”で挑む。つまり、そこまでの10試合が最終テストに位置づけられる。

 特にし烈なのが二遊間を巡る争いだ。昨季までの実績では二塁・糸原、遊撃・木浪が基本線となるが、キャンプ中の実戦では前者が打率・222、後者が同・130に終わったのに対して、ドラフト6位・中野(三菱自動車岡崎)が同・368とアピール。巨人から移籍した山本も同・273の打撃とともに堅実な守備も披露した。

 「中野が入り、山本が来て、北條、糸原、木浪…俺が生き残ってやるっていう気持ちを見せてもらわないと」と井上ヘッドはゲキを飛ばす。外野に目を移せば、両翼の争いが激化。キャンプで存在感を示した佐藤輝、高山、陽川だけでなく、糸井、サンズもここから本領を発揮してくるだろう。

 さらに矢野監督は「博多が終わってからこっちで5試合ある。そこで声を掛けていく」と2軍でアピールを続ける板山、熊谷らを9日から甲子園で行われるオープン戦で昇格させ、試す方針を明かした。

 ここからが本当のサバイバル。アピール合戦を制し、開幕スタメンに名を連ねるのは誰だ-。

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